

電車の窓に
街の灯りが映っていた
その向こうに
自分も映っていた
見ているつもりだった
ずっと
流れていく景色ばかり
見ていた
駅を過ぎるたび
光は形を変える
ガラスの向こうでは
誰かが歩いていて
ガラスのこちらでは
何も変わらないままだった
夜は
映すものを増やしていく
遠くのビル
信号の色
車の灯り
その全部が重なって
ひとつの景色になっていた
窓に映った自分は
少し疲れて見えた
知らない顔じゃないのに
少し遠かった
反射は
鏡じゃなかった
見たいものじゃなく
そこにあるものを映す
だから時々
気づいてしまう
見ないようにしていたことに
電車は止まらない
景色も戻らない
それでも
窓だけは
同じ場所にあった
何かを失ったわけじゃない
何かが変わったわけでもない
ただ
少しだけ
自分が見えた
反射は
光の話じゃなく
視線の話だった
見ていた景色の中に
ずっと
自分もいた
夜の窓は
静かだった
だから
聞こえてしまった
何も言わないまま
映っていた
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

YOHAKU の“反射”を
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