琥珀色のブランコのジャケット写真

歌詞

琥珀色のブランコ

ロイロ

夕闇が足元を侵食して、

自分の境目すらも曖昧になっていく

誰かの引いた真っ直ぐな線の上を、

震えながらなぞる毎日。

「あるべき姿」という名の透明な壁に、

何度も肩をぶつけて

リュックの底に溜まった後悔が、

歩くたびに重く音を立てる。

時計の針が刻む一定のリズムに、

置いていかれるような感覚。

それでも、その立ち止まった足跡にさえ

僕だけの意味があると信じてみたいんだ。

誰もいない公園、一つだけ揺れるブランコ

行ったり来たり、同じ場所を彷徨う僕の心のようで。

完璧な形を求める人たちの声を、

遠くの街鳴りとして聴き流す。

岸辺に流れ着いた流木のように、

ただそこに在ること。

形を変えながら、

長い時間を旅してきたその傷跡こそが

僕という人間を形作る、

一番美しい模様だと言い聞かせて。

深い霧の中、進むべき方向を見失ったとしても

その立ち止まった場所が、

新しい夜明けの起点になる。

まどろみの淵で、静かに溶けていく昨日の痛み。

無理に瞼をこじ開けて、

強い光を追いかけなくていい。

乾いた大地が雨を静かに飲み込んでいくように

今はただ、その虚しさを自分の中にゆったりと漂わせて。

抱えきれない想いは、

吹く風にそっと預けてしまおう。

いちばん 慈しみみたいのは、

今日という長い影を歩ききった自分

綻んだ記憶を、柔らかい毛布で包み込むように。

誰かが決めた「模範」のいろに、

染まる必要はない。

欠けた三日月が、

そのままの形で夜空を照らしているように

君という存在が、

ここで静かに息を繋いでいる

それだけで、この世界は一つの調和を保っているんだ。

薄墨色の雲の合間から、

琥珀色の空が滲み出す。

自分の肩を抱き寄せた時の、

内側から広がるぬくもり。

綻びがあるからこそ、

そこから新しい風が吹き抜ける。

その隙間こそが、光を自分の中へと

招き入れる唯一の入り口だから。

君が歩む先の空に、

柔らかな虹が架かるのを僕は知っている。

おやすみ、一番暗い夜を抱きしめて眠る人。

再び光が差し込むとき

世界がほんの少しだけ、

君に優しく寄り添っていますように。

君は、君という物語の続きを。

The light is always in your breath

  • 作詞者

    ロイロ

  • 作曲者

    ロイロ

  • プロデューサー

    ロイロ

  • ミキシングエンジニア

    ロイロ

  • マスタリングエンジニア

    ロイロ

  • ギター

    ロイロ

  • ベースギター

    ロイロ

  • ドラム

    ロイロ

琥珀色のブランコのジャケット写真

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    琥珀色のブランコ

    ロイロ

​本作は、社会の期待や葛藤の中で自分を見失いそうな現代人に贈る、究極のセルフラブ・アンセムです。「弱さの受容」をテーマに、都会の孤独を象徴するブランコや群青の空といった情景を描写しました。繊細なピアノと重厚な808ベースが織りなすサウンドは、聴く人の心に寄り添うブランケットのような温かさを持っています。

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