Lyric

もう秋の空だね 何気ない会話

高く冴え渡る青空の淵

暮れいく色はどんどん濃くなる

こんなふうに見えたらいいのに

あなたの心の色 この空のように

少し前をいく背中を見つめる帰り道

あとどれだけここにいられるのかな

何度も通ったこの道は そこ ここに

思い出があるけれど違う道へいくのかな

もう冬がくるんだね 何気ない会話

低く垂れ込める重たい空の色は

やがて雪を運んでくるのだろう

雲間から ときどき かろうじて差し込む光

あなたの心に光を差し込むのは誰だろう

通い慣れた道のりに 降り積もる雪は

最初は非現実的で嬉しいけれど

それが続いて日常になって邪魔になる

新しい雪は美しく輝いているもの

春がくる前に あたしたちは それぞれの道へ

近い道を遠い道 二度と交わらない線 再び交わる線

どうなるかなんて誰にもわからないけれど

あなたに近い道をあたしは進みたい

それが例えば日常になっても

当たり前のことになっても

なんでもない会話

とりとめのない会話

ゆっくりその道のりを歩んでいきたい