歌詞

時の回廊ぐるぐるぐるぐる

終わりの先に続く道

行くも戻るも変わらない

どちらも同じで

ぐるぐるぐるぐる

ねぇ見て ねぇ教えて

流され続けて朽ち果てて

砂漠の砂に溶けていくわ

夢見ているの？ あきらめないのは夢のせい

動かないゼンマイ仕掛けの人形を

胸に抱えて月の光を浴びて

あたしは今夜も赤になるのよ

真っ暗の中にぽつぽつぽつぽつ

主張のように光があった

そこには誰かの何かがあって

たぶん大切な

ぽつぽつぽつぽつ

ねぇ見える？見える？

一つずつ潰していって

爽やかに笑ってみたいわ

あの光は誰かの夢の容れ物だから潰す

動かないゼンマイ仕掛けの人形の

他愛もない夢を潰して

あたしは誰かに感謝されるのよ

叶うなんて無駄なことよ

夢は夢のまま消すのが美しいわ

あたしは だからこうやって

時の回廊ぐるぐるぐるぐる

人形の夢たちを言葉になる前に

こんなあたしは醜いかしら

こんなあたしに未来はあるの？

ぐるぐる回る時の回廊で生まれ

光も言葉も知らないあたしに

どうせ壊れるなら楽にして

そして砂漠の砂に戻る

形のない光に戻る