歌詞

むかしむかし

むかしむかし

人と自然の境はなくて

共に息づき 支えあっていた

むかしむかし

人と動物の境もなくて

互いに尊敬し 手を取り合ってた

だけどいつの日か

私たちの心は遠ざかり

命を小さな箱の中に

閉じ込めてしまった

わたしは覚えている

空だったこと 星だったこと

月だったこと 太陽だったこと

雲だったこと 雨だったこと

大地だったこと 木々だったこと

かつてはすべてだったのに

命は脈々と空と大地を

自由に駆け巡ってた

あの頃の記憶が蘇る

わたしたちはまた戻ってゆく

心で語りかけた

すべての命と自由に話してた

かつてのあの日々へ

わたしたちはまた戻ってゆく

また戻ってゆく

また戻ってゆく

ある日突然

私たちは自然の声を忘れ

風のささやきや 川の歌を

聞かなくなってしまった

その時から

人と動物の間に壁ができ

心の距離が広がり続けた

手を取り合うこともなくなった

だけど今でも

わたしは覚えている

大空を自由に飛び回る鳥たち

木漏れ日に包まれる静けさ

命は今も 大地を巡り

風に乗り 水を伝って

わたしたちに語りかける

その声を もう一度聞きたい

忘れたわけじゃない

ただ少し遠ざかっただけ

今でも感じられる

命の鼓動を取り戻して

共に歩んでいた

すべての命たちと

わたしたちはまた繋がってゆく

また繋がってゆく

また繋がってゆく