

憧れてた人がどんどん近くなる
憧れた景色がどんどん遠くなる
遊びは仕事へ ジョークは礼儀へ
硬く握るのは握手からネクタイへ
閉じた瞼の裏側でまた
どんな夢を見ていたかったの?
おとぎのまほうをかけてごらんよ
大人になってしまったとしても
忘れた言葉も無くした言葉も
思い出せなかったとしても
大蛇に飲まれた象を見るように
箱の中にいた羊を見るように
目に見えないものを見る魔法を
持っている(持っている)
時間が経つほどに忘れてくよ
今でも純粋に信じてたいけど
おとぎのまほうをかけてごらんよ
子供に戻れなかったとしても
朝に差す日差しも夜の星々も
そこにあるだけだとしても
日に日に魔力は失われる
できてたことができなくなってく
明日が急に怖くなってく
それでも今日が
またやってくるからさ
「ごめんね」「お別れ」
「さよなら」の数を
数えたら唄う「ありがとう」を
おとぎのまほうをかけてごらんよ
大人になってしまったとしても
忘れた言葉も無くした言葉も
思い出せなかったとしても
- 作詞者
げんぶ
- 作曲者
げんぶ

げんぶ の“おとぎのまほう”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
おとぎのまほう
げんぶ
アーティスト情報
げんぶ
2019年に、「クライムボーイ」でボカロPデビュー。初期は初音ミクを筆頭に、オルタナティブ・ロックをメインとしたバンドサウンドの曲を書き上げる。その後、2ndアルバムの「Mariana」を機に、シンセサイザーやサンプリング音源を活用する電子音楽を同時に取り入れ始め、自身の表現力を広める活動に入る。 メロディアスで転がるような可愛らしい音並べを現在の主軸に置きつつも、現代社会におけるやるせなさや青年期の苦悩を誤魔化さずに綴った歌詞を合わせる。 時には辛辣で、時にはシニカル。しかし、真摯に伝える意思はずっと変わらない。 そのアンバランスさを残しながらも、聴く側に何かを投げかけるスタンスを維持し続けている。
げんぶの他のリリース
げんぶ



