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歌詞

娑婆の檻

仏師

春は曙 やうやう 白く なりゆく

山際は明るく 雲は 紫がかる

災も楽しみ 笑えない事を笑う

荒波も巧みに 乗り越えたその日を祝う

欲を抑え切れずに 行く所迄行こうが

毒を食らわば皿まで 俚諺(りげん)に縛られるのか

刹那的や快楽主義は好機を逃す 畜生

宗教や宗派の違い その壁をも超える思想

帯付きの札束より大切な人や時間を気にする

おみくじを引く前より後に昂る鼓動を口にする

時 年月に 囚われる身は煌々と光る

喉に刺さるガラス 痛みに伴い人も変わる

歪だ心を表す 歪んだ社会に広がりだす

掴んだ力の使い方を知らずに 振り回すのはやめないか

雲雀(ひばり)が歌いだした 耳をすましてはくれないか

血迷えば彷徨うが 千切れない約束は君を正す

鏡に 映る 表情や姿が言葉にならない

肌身 離さず 持つお守りは 君への思いや愛ばかり

生き急ぎ成し遂げるのか 死に急ぎ運命にも逆らい

未来を君の為に 残したくて

言葉にはならない感情を

言葉にしたくて走るのだろ

鍵を掛け閉じ込めてくれるか

今は一人にして欲しいのさ

言葉にはならない感情を

言葉にしたくて走るのだろ

鍵を掛け閉じ込めてくれるか

今は一人にして欲しいのさ

夏は夜 月のころはさらなり 蛍が一つか二つ

ほのかにうち光て行くもをかし 雨など降るもをかし

雨が落ちる アスファルトが黒く染まる 匂いに落ち着く

流離う程遠く向こうを見渡す 明かるい夜空に星が見当たらず

抜け出せない泥沼で 遊んでは更に深みにハマる

晴れない空淀んでた 透き通る それ迄待つ

負けない(負けない) 負けない(負けない) そう思えば思う程 勝てない

行き先を見失い 居場所のない君には教えてあげたい

一人が怖くて二人で死ぬ 人に甘く自分に厳しく

追い込んで追い詰めて死を選ぶ 君に届く口調の感情を探す

世は狂気の沙汰 俺はこの鳥籠から飛び出したい

ほら当時のまま これが轟き過去から伸びた未来

床に這いつくばり 目を細くして 何を探していた

故に愛想つかし 手を離して 行き場を探していた

唸り 舞う 恨み 妬み 僻み はくだらない

暮らし笑う為に 洗いざらい口から吐きだす

言葉にはならない感情を

言葉にしたくて走るのだろ

鍵を掛け閉じ込めてくれるか

今は一人にして欲しいのさ

言葉にはならない感情を

言葉にしたくて走るのだろ

鍵を掛け閉じ込めてくれるか

今は一人にして欲しいのさ

  • 作詞

    仏師

  • 作曲

    SIBA

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仏師 4年振り、待望の5th ALBUM。
Title『TOKI』正に時間の流れを意味するこのALBUM。

一人の人の話し。

全国的に見ても未だスポットの当たらぬ香川丸亀のシーンとその街を背負う一人の漢、の夢の続き。

前作からは実に4年の歳月を要して完成したこのALBUMの音を刻むのはPENTAXX.B.F、SIBA、湯煙bee、法斎 Beats 。

そして今作も、、、『客演無し』 孤高の道を行く。

熱く魂を揺さぶった日々の感情を鮮明に言葉にし、まるでその時の空気を真空パックしたかのような声が死にかけた世の中と人の心を漲らせる。

『道を変えたのはお前の方、俺は真っ直ぐに来たぜ、素直に生きませんか。』

2003年の初のステージから21年、集大成、全てがここにある。

アーティスト情報

一色 RECORD

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