Lyric

声を上げても君に届かない

白い息が宙に舞い散る

掠れてゆく言葉が

雪と降り積もってゆく

いつものようにただ

終わりを待つだけなんて

いやだよ

もう過ぎた季節に縋るのも

彩る街の明かりの中

今、君を探す

人混みを掻き分け

今、君に逢いに行く

声を上げても君に届かない

白い息が宙に舞い散る

手を伸ばしたところで

そこに君はいない

今でも憶えてる

初めて出会った日のこと

いつまで

このままを続ければいいんだろう？

答えはわからないままで

きっと終わるんだろう

このまま

その手を握られないままじゃ

いっそこのまま忘れられたら

幸せだと何度も思う

それでも傍にいたい

心が離さない

いつものようにただ

終わりを待つだけなんて

いやだよ

もう過ぎた季節に縋るのも

今でも間に合うかい？

僕らの続きを

声を上げても君に届かない

白い息が宙に舞い散る

失くしかけた想いも

雪と降り積もってゆく

息を切らして叫び続けた

凍える両手を握り締め

振り向く君の瞳から

雪が溶けて伝う