飛行/Cry Someyearsのジャケット写真

歌詞

飛行

松木夏秋

空っぽに水を汲んで乾いてを繰り返した。

カラスが鳴いたら伸びる影が薄れてた。

抑えつけられて もう潰れそうだったから。

あの日僕らは逃げ出した。夜中。

船が出たら、波が立てば、運ばれるまま今までが向こう側だ。

離れて行こう。今日、また切符を買った。

「もう押し出されない。選んだ道が僕らの道だ」と、

たどり着いた島で原っぱから星の鳴き声。

また陽が昇ったら海へ遊びに行こう。

靴も真っ黒で擦り切れてしまった。

「後悔のない生き方ってこういうことだったんだ」って、

そんな都合がいい物が見つかるわけないと

知っていたよ、わかってたけれど僕ら探し続けてた。

漁船の音が響く朝 猫にウミネコが応える。

希望も、昨日も、平穏も、

ポケットに仕舞ってここを離れる。

夏のくもり空から温かい雨が降った。

小さな傘は靴を濡らし、吸って、重くなった。

君に花火を買った。カバンを傘代わりにする

子供たちに夏の終わりを感じた。

街の外れで雨の中、傘の中で

二人しゃがんで花火に赤い火を灯けあった。

どうしようもなくびしょ濡れだったなぁ、僕ら。

探し尽くしてた。

逃避行の最終日、日記をつけ始めた。

君が出てこない明日からの思い出。

バイバイ、さよなら、昨日までの未来へ。

来年も同じ夏が来るのでしょうか。

傘も壊れてしまった。

ぎゅうぎゅう詰めになった古い郵便受けの

中身を取り出して鍵を開けて鉄のドアを開いた。

ドアを開いた。

  • 作詞者

    松木夏秋

  • 作曲者

    松木夏秋

  • ミキシングエンジニア

    松木夏秋

  • ギター

    松木夏秋

  • ベースギター

    おゆ

  • ボーカル

    松木夏秋

  • サンプリング元のアーティスト

    松木夏秋

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