Lyric

地元の煙草屋 右隣にシャッター

車の音 箱違う銘柄

世田谷通りと上る箒星

どこから間違ったんだろう

いつも周りは

大人ぶって煙塗れで でも憧れて

全て初めて ひとりきりで心震えて

(え？)

深く刺さる移り変わる言葉は曖昧

煙に紛れて

(うん)

外側ばっかり考え

やっぱり案外気になる

あいつも言ってる

あんなに格好つけてる

はったりだったり

(え？)

今では反則だったり

分からないけど 吐息も

青に染まってる ああ

本当分かってない

もう合わせないで 時に

入れない狭い世界で泣いて泣いて

殊に誤魔化して張った威勢

正解とか考えちゃってみて

結果分からなくなって

周り探して

場所確かめて

参るほどに参る

電車たちを乗り熟して

平日は面白くない

服を纏って

あの時の汗はかけなくなって

あの時の友人

(え？)

会えなくなって

(うんうん)

当たり障りのないもので

自分だけを守って

周りの下手くそな努力をみて

横で笑って

整い切った道を歩いて

整い切った道を歩いて

人目避けてまた泣いた

「まじ情けないなあ」

って探すライター

もうどうにも上手くいかないなあ

って言葉にすらできないこの感覚は

煙にして捨てるだけ

終わらせることすらできなくて

音がしている方にまた歩いて

また歩いて

また歩いて

片付けられない

いつか燃やしてしまって

塵にしようと思ってた

ひっきりなしに響く鼓動

まだ、持っていたい

まだ、持っていたい

誰かに語れることもない

気の済むまで 時が許すまで

形には残さないで

はぁ 走り去りたい

できない できてない

もういいやって もういいよって

突き放されて 現状は健康

結構 喧噪に圧倒 あっそう

何でもかんでもよくなって

仕舞って 下北の一番街 三丁目の…

あぁ あの店よく行ってたし、

お世話になってた

ちょっと昔のこと思い出してみたり

動じることもなく

ただ 頷いてみる

もう好き勝手言ってないで

何をするのにも億劫で

くだらない世間話を

のんで 吐いて 繰り返して

馬鹿になって、そう 馬鹿になって

人目避けてまた泣いた

「まじ情けないなあ」

って探すライター

もうどうにも上手くいかないなあ

って言葉にすらできないこの感覚は

煙にして捨てるだけ

終わらせることすらできなくて

音がしている方にまた歩いて

また歩いて

また歩いて

日の目浴びてまた咲いた

「あいつみたいにさあ」

ってな訳ないか

このどうにもできない想いも

誰にも伝わることなく死んでいく

明日また雨が降る

虹はかからずただ雨が降る

音がしている方にまた歩いて

また歩いて

また歩いて