Lyric

海辺の砂を掴み　さらさらと流れる

手からこぼれ落ちる様が

ひどく君を想わせた

波が打ちつける　同じように響くコドウ

慌てて手を握りしめた

波間に消えてしまいそうだったから

「どうしたの？」君が微笑む

「どこにもいかないよ」って言われている気がした

でも不安は簡単に消えなくて

君の肩をそっと抱き寄せた

時計の砂みたいに　さらさらと積もる

一緒に居れば居るほど

心が君で満たされていく

大切に想えば同じくらいに抱く誓い

強く抱きしめられなかった

儚く壊れてしまいそうだったから

嬉しそうに君は泣きだす

悲しみの泪は流させやしないから

でもいつかは悲しみと出会うから

尊い今を精一杯生きる

遠くに見える水色と雲を眺め

景色がかすんでもつないだ手は離さない

こうして逢えたのは偶然じゃないんだきっと

まだ知らない景色を見に行くんだ

探してた未来への扉はもう開いている

心配しないでいいよ　隣に居るから

諦めていた景色はすぐそこにあるよ

波際佇み二人　前を見つめた

「大丈夫だよ」ってやさしくつぶやく君は

僕の手を握って高く飛ぶ