

玄関を開けても 「おかえり」はなくて
静かな部屋だけが 私を迎える
脱ぎっぱなしだった 君のパーカーには
まだ少しだけ あの日の香り
「もう忘れよう」
何度もつぶやいたのに
手放せないのは 思い出じゃなくて
君だった
歯ブラシも マグカップも
片づければ楽になるのかな
でも今日も そのままにして
時間だけが過ぎていく
君の匂いが まだこの部屋にいる
抱きしめられた夜を 思い出させるから
洗えば消えるって 分かっているのに
消えたら本当に 終わってしまいそうで
今日も私は 君のパーカーを
そっと抱きしめて眠る
カーテン越しの やわらかな朝も
ふたりなら好きだった景色
一人分だけの 朝ごはんを見るたび
心にぽっかり 穴があいてく
「元気にしてる?」
その一言さえ
送れないまま 画面を閉じた
新しい季節が来ても
時間だけが前へ進む
私はまだ あの日の部屋で
立ち止まったまま
君の匂いが 少しずつ薄れてく
時間は優しいようで 少し残酷だね
忘れたくないのに 忘れてしまうことが
一番怖くて 涙がこぼれた
「大丈夫」なんて
まだ言えそうにないよ
いつか誰かを好きになっても
君のこと 全部消えるわけじゃない
あの恋があったから
笑えた日も 泣いた日も
きっと私を強くしてくれる
君の匂いは もうこの部屋にはない
それでも心には ちゃんと残っているよ
一緒にいようは 叶わなかったけど
君を好きだった日々は 消えたりしない
さよならを胸に 窓を開けた朝
新しい風が そっと吹いた
君の匂いを抱きしめたまま
私は今日を歩いていく
- 作詞者
凛音
- 作曲者
凛音
- プロデューサー
凛音
- ボーカル
凛音

凛音 の“君の匂い”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
君の匂い
凛音
部屋に残ったパーカー。
使われなくなったマグカップ。
少しずつ消えていく"君の匂い"。
忘れたいのに忘れられない。
思い出を手放したくない。
そんな別れのあとを、女性目線で描いた失恋バラードです。
アーティスト情報
凛音
凛音の他のリリース



