あーあ。
今日も何にも言えやしなかった。
あの子の寝言になることは叶わず・・・。
ぼんやり眺めてる壁の油絵は、授業で描かされた簡単な風景。
ひどく構図の狂った素描は、それがそのまま外の世界。
いつか誰も悪くなく無邪気に終わる星に、あの子は舞い降りた。
・・・もう少し、ここにいるとしよう。
どこにでも行けると言ってた気がする。
何でも出来るような気がしてたのさ。
けど一歩も動けずに何ひとつ出来ない。
できないことばかり増えて、どうもありがとう。
いつか誰の所為じゃなく無邪気に消える星に、僕もよじ登り寝ぼけ歌口ずさむ。トゥララ~♪
海が2つに割れるとき。
僕が半分眠るとき。
やさしい雨が濡らすように、みんな元に戻ってく。
やっとはじめに戻れたよ。
ずいぶん歩かせてくれたね。
こんな所に咲いていた。
上手く言えるはずがないさ。
わるい頭と悪いネコ。
やさしさだけで疲れてく。
君のかたちが好きだった。
古いラジオが歌ってた。
(ワンワン。にゃあにゃあ。プーププップー。)
割れた黄色い大地にもきれいな花が咲くように、僕らここに降りてきて寝グセつけたままで歩いてく。
- 作詞
スミダノリ
- 作曲
スミダノリ
スミダノリ の“わるい頭と悪いネコ”を
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