出会ったばかり夕凪浜辺
潮風と吐息が混ざった時
海と君が好きなんだと
気付かされた遠い初夏のあの日
今年の夏の暑ささんざめ
このままじゃきっとダメになり
せめてどこかへ連れ出そうと
掴んだ君の手はもう冷たい
去年の誕生日描いてくれた似顔絵
全然似てなくて思わず吹き出したら
「ほら絵と同じ顔になった」と君も笑う
あの愛しい日々はどこに流れついたの
通り雨がほら僕らをなでてくよ
さっきまでの涙を拭うように
悲しみも痛みもすぐに乾いてくよ
雲の切れ間見えるまで
思い出だけ消えないで
いつもなら口下手な君
2人きりの時だけおしゃべり
独り占めできる嬉しさを
噛みしめはにかんでた冬の日
遠く響く雷 騒ぎ立てる蝉の声
夕立がくる前にもう帰ろうよ
こんなところで2人 立ち止まってちゃいけない
この愛しさの灯も 濡れて消えてしまいそう
通り雨がほら 僕らを変えてくよ
笑いあった日々の記憶かき消すように
すれ違ったままじゃ もう悲しすぎる
別々の道に進むよう
それぞれの答え探して
燃やしても流しても上書きも消しゴムも
何しても胸に残ったままで
潮風も似顔絵も ふたりだけのおしゃべりも
雨上がりのようにきらめいたままで
通り雨がほらじきに上がってくよ
さっきまでの2人を忘れるように
靴も服も心も泥と傷だらけ
あの頃のように笑えない
通り雨がほら僕らをなでてくよ
さっきまでの涙を拭うように
悲しみも痛みもすぐに乾いてくよ
雲の切れ間 見えるまで
せめて明日 晴れますように
- Lyricist
kamezaki, Chris Jin Kim
- Composer
kamezaki, black tail kangaroo
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passing rain
black tail kangaroo
男性の女々しい感じ と 初夏の湿度と
Artist Profile
black tail kangaroo
ボーカルのじんを中心に 聴く人の肩を凝らせるような、 中二病全開の曲作りを目標として、福岡にて結成/活動中