

凍える夜気 吐息は銀色に変わって
君の横顔が ほんのり赤く上気する
「ねぇ、すごく寒いね」って 君が囁(ささや)くと
その声が 僕の胸の奥まで じんわり沈んでいく
古い商店街の 街灯に照らされて
冬の手袋越しに きらめきが零(こぼ)れる
風に背中を押されるようにして ふいに
二人の足音が 同じリズムを刻み始めた
冬の夜の温泉―― これ以上の幸せなんてない
立ち上る湯気の向こう 君が少し照れたように笑う
静かな沈黙さえも キラキラと輝き始めて
今夜 冬の景色は 優しく塗り替えられていく
水面に広がる 柔らかな波紋(はもん)
君の笑い声に つられて僕も笑い出す
外の寒さなんて 遠い記憶の彼方へ
冬が 僕らの周りで ゆっくりと溶けていく
湯船に 星屑(ほしくず)が舞い降りて
見上げた君の睫毛(まつげ)が 光を湛(たた)える
「いつか、また来られたら……」 僕が言うと
時間(とき)そのものが そっと足を止めた
冬の夜の温泉―― やっぱり最高だね
重なり合う白い息さえ 温かくて
小さな愛の火が 二人の間で揺れている
君となら この冬さえも 好きになれそうな気がする
帰り道
並んだ影 触れそうなほど近い手
言葉にできない この想いだけが
湯気のように 僕らの間に漂っている
冬の夜の温泉―― まだ夢の中にいたい
この霞(かすみ)の中で 溢れる感情を抱きしめたい
膨らんでいく小さな愛が 止まらなくて
君となら どんな毎日も 輝いて見えるんだ
夜が 寒ければ寒いほど
またここへ 帰りたくなる
君が 隣にいてくれるなら――
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

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Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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