吾輩はダレであるのジャケット写真

歌詞

吾輩はダレである

フロムア

朝焼けの祐天寺を野良猫が歩く

人間が大嫌いで人目につかない路地裏選ぶ

魔法使いは言いました「旅に出ておいで」

「君が何者か知る為の旅に出ておいで」

チリン!と鈴が音を立ててボクは人間になりました

一番望んでない姿「愛の存在を知り 魔法は解けるからね」

今日も華やいだ街を歩いた その日も平凡だった

広場のそばで聞こえてきた懐かしい歌があった

近づいて行くと女の子がその歌を口ずさんでた

それからボクに微笑んでみせた

昼下がりの祐天寺をすまし顔で歩く

人々は呼びました“近所のおすまし君”

女の子は言いました「探し物があるの」

「良ければ一緒に手伝うよ」ボクは言いました

広い街中を一日中 探し廻って見つけた一軒家

女の子が手にする写真 三人家族の笑顔と一匹の幸せそうな猫

吾輩はダレである あなたにはどんな風に映るの?

さっきの歌を女の子は鼻歌で歌い出した

今度はボクがその続きをそのまま歌ってみせた

びっくりしてた 当然かな この歌は君のお父さんが

よく歌っていた大切な歌だ

吾輩はダレである アナタは今どこで何してるの?

「私がまだ小さい頃 お父さんとお母さんは

離れ離れ 家を離れ もう会わなくなってしまったの

そのとき飼ってた猫がいたわ “スマシちゃん” そう呼んで愛していた」

『愛していた』

今日も華やいだ街を歩いた その日も平凡だった

平凡だけど幸せだった それに今頃気づいた

野良猫じゃなく飼い猫だった いつも帰りを待ってくれてた

そうだボクは愛されていたんだ

夕焼けの祐天寺を飼い猫が歩く

人間が大嫌いで見慣れていた路地裏の匂いがした

  • 作詞者

    フロムア

  • 作曲者

    フロムア

吾輩はダレであるのジャケット写真

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2016年8月27日発売。
フロムア2枚目となるオリジナルミニアルバム。
ライブの定番曲「夏の宝石」、「nonfiction」を収録。

【収録曲】
1.あらすじ
2.背伸び
3.夏の宝石
4.This is…
5.神様の歌
6.恋愛リピーター
7.nonfiction
8.吾輩はダレである

FRMA-0003

アーティスト情報

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