歌詞

ゆらゆらと眠る君を見ていた

僕らのあの町あの時あの丘の上

握りしめていた石には今は何も

意味などないんだと

ぼやけた意識の中で

そっと微笑んだ君の顔が見えた気がした

戦いの中で僕らは何を得たのだろう

そして行くよ君の中に今

抗うことなど出来ない

短いこのピリオドなら

受け入れることさえ「運命」というのなら

人はそれを「使命」と呼ぶのだろう　ああ

ただおだやかに

それだけでいい

まだまだと求め続ける君の

瞳の奥にはあの日の穏やかな時

憧れは今も遥か遠い海の向こう側

高鳴るこの胸　自由の奴隷だとしても

そして行くよ君を連れて今

茜色の海　大地を踏み締め

ただ進むのだと

記憶の底から歌いかけてくる

この声は誰のものなのだろうか

君の見た未来

僕の見た未来

誰のもの　誰のもの

誰のものでもなく

受け継がれた想いだ

ただおだやかに

それだけでいい

ただそばにいて

それだけでいい