歌詞

家から歩いて15分の田んぼに

ぽつりたたずむバス停があってさ

バスに揺られ25分の駅で

1時間おきの列車を待っていた

クロスシートにもたれ

52分でついた駅から走る16歳の君は

遥か田舎の女の子

意中にそっと潜んでいる

教室の窓辺に

懐かしい香り漂って

都会に優しい色がつく

都会は恋だなんだませていたようで

君は恋の「こ」の字も知らないようで

綺麗で可愛い君の周りには

初めましてがたくさん落ちていて

「好きだと言われたの」

まるで漫画アニメのように

頬染めて嬉しそうな君は

確か田舎の女の子

都会にずっと憧れていた

懐かしい香りは

都会にそっと搔き消されていく

都会の雨の匂いがする

「へぇ　お泊り旅行なんだ」

そうかそうかそうかそうか

なんだなんだなんだ

どうしたんだ僕は

意中の田舎の女の子

次はピアス付きのようだ

「君に見合ってないだろ」

僕は一体誰なんだろう

あぁみんなみんな恋をして

どこにいたって恋をしてる

懐かしい香りは

理想願望嫉妬の事だ

意中の女の子

君もまた主人公で

新しいこの町で

新しい恋をしてるのさ

「綺麗でいい子だった君が

都会のこんな馬鹿な奴らと

生きるなんて馬鹿」

なんて言えないな