歌詞

いつも隣にいたから

嫌でも気付いてしまう

きみの向ける視線の

先にいる存在

笑顔が似合う顔を

歪め『どうしたらいい？』と

呟いた君を前に

僕は嘘をついた

華を咲かすため

紡いだ言葉には

密めた

想いが滲まないように

好きになった気持ち ウソをついて

『僕が力になるから…』

バカだな

それでも君が笑ってくれるのなら

それでいいと

独り心濡らしてた

左側に目を向ける

いつもの姿はなくて

きみの隣にいるのは

もう僕じゃないんだね

それからの僕はきみと

それとなく距離を置いて

考えないようにしてた

誰かと笑うきみを

眩しい笑顔で

『あなたの おかげだよ』

望んでた

筈の華から目を逸らす

ウソが僕の心を蝕んで

後悔が募ってゆく

あの日

言えなかった本当の気持ちは

今でもまだ

消せず 胸を締め付ける

きみが幸せになれるならって

言い聞かせて 選んだ答え

しばらくぶりの

きみからのメッセージ

“ごめんね”のひと言が

僕の視界を滲ませる

あれから

きみとはもう会ってないけど

今も覚えているんだ

きみに

恋をして知ったたくさんの気持ち

でもこれは

後悔なんかじゃない