Lyric

赤く染まり始めたユーカリの葉は

春の訪れと共に元通りになる

花は咲かせない繰り返すたび涙ぽつり零す

なんにもないところで躓き

見上げれば悪戯に笑う顔

慰めはいらない

せめて忘れさせて下さい

あなたと聴いたあのラブソングが

響かなくなったから 思い出にできたのかな？

正しい夢　どこにしまえばいい？

星のスパンコール撒き散らし

夜が包み込んでゆく

片耳だけ壊れたイヤホンを外し

そっと口ずさみタバコに火をつけてみる

色褪せた世界　朝焼けの中ひとり立ち尽くす

ゼリーのようにユラユラ揺れて

火照った裸足を絡めた夏の日

熱はまだ残る

せめて忘れさせて下さい

綺麗なままで　汚れないままの

サヨナラは言えたはず　そのスピードで壊して

会えないから もう合わないのに

カラカラと音を立て 笑えない

その声を抱きしめて

あなたと聴いたあのラブソングが

響かなくなったから 思い出にできたのかな？

タイトルだけわからないけれど

楽しい思い出だけふと香る

まだ離せやしないみたい