Non-Fiction Front Cover

Lyric

SirenNight

NOY

静まり切らない街 照らされる孤独

軽く吐き出した息の隣

風が連れ去っていく朧げな記憶

雨に濡れた前髪を伝う夜の味

割と気になっていたあの夢の続き

打ち切られそうな漫画のように

駆け足で去っていく儚げな願い

適度に彩づいた終末観

淡々と巡っている季節も見慣れて

段々と濁ってきた掃き溜めの余白

曖昧な理想像を履き違えた生き様じゃ

「足りない」は満たされないままで

離れ離れになって また結ばれたり

互い違いに交差している思考と心

鼓膜を劈くような雨音に耳を貸すよりも

遠く遠く鳴り響くサイレンに

揺さぶられていたくて

悪性の「大丈夫」

当たり障りのない返答集

一心不乱に迷走

まぁ大概そんなもんで

笑っちゃうよな

正々堂々と誤魔化しているんだ

異常が日常になっては粉々に

蔓延る錆だらけの期待値

要らない要らない要らない要らない要らないのに

逃れられない

空回る隙だらけの予想図

不釣り合いな担保も飲み込むように

眈々と潜んでいた綻びに触れて

簡単に揺らいでしまう危うげな自縛

感傷に浸っているその場限りの後悔

雨ざらしの涙

離れ離れになって また結ばれたり

互い違いに交差している思考と心

鼓膜を劈くような雨音の向こう側

遥か遠く遠く鳴り響くサイレン

離れ離れになって また結ばれたり

有象無象が連鎖している思考と心

視界を塞いだ雨すらどうでも良くなるくらい

やけに青く青く染まりゆく世界

  • Lyricist

    NOY

  • Composer

    NOY

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