歌詞

あの日の風が 吹き抜けてく

淡い影の先

瞬く間に 消えてく面影

だから僕は だから僕は 歌うんだ

ブレーキをかけて 坂道を下る

自転車の後ろには キミのはしゃぐ声

変わっていく街と景色 追い越されてゆく

夢中で走り 足掻いてみるけど

交わらない 描いた夢 分かれ道

叫びたい

空を見上げれば

たなびく雲と遠い青

気持ちのやり場をさがしながら

ボクもいつかなれるのかな

春の鳥

しかめつらの放課後 ご機嫌をとるボク

すぐに笑顔に変わる キミが好きだった

夜の公園 話していた 憧れや夢も

こぼれていくよ あの言葉も

無くさぬよう 心の奥 しまいこむ

時間（とき）が来る

２つ伸びる道

２つの青い夢とカタチ

時には立ち止まることもある

だけど進む 一歩一歩

春の通り

涙をためながら微笑んだキミの

ひた向きな「さよなら」あの春の夕べ

本当はすぐに手を取り連れ去りたいと思うけど

まだ何者にもなれてない なれない

キミを守れない ボクだった

ハルノトリになり

君をむかえにはしりだす

ブレーキかけずに坂をくだる

気持ちがほら 近づいてく

桜並木道

見つける 遠くにうしろ姿

息切り「ただいま」微笑む君

あの日と同じ笑顔で言う「おかえり」