滲んだ夏の隅でのジャケット写真

歌詞

滲んだ夏の隅で

花雨リリー

滲んだ夏の隅で

夏が終わって紗のかかる街の風景

君が今日も笑う声がした

夏が茹だって映し出すアウトフォーカス

泡沫と呼ぶみたいだ

また遠くなって触れたくて

あの夏に溶けた日々が一層まぶしくて

捨て去っていくだけ

最終回海岸線と青に眩んだ日々は

ラムネのように甘く溶け出して

白昼夢三番線の君は空白のまま

滲んだ夏の隅で

触れてしまえばまた壊れてしまうから

瞬きの中沈む陽が綺麗なことだけは

溶けないで褪せないような夏を何百回願って

連れ出して色めいた日々が軋むよ

息をして暮れない夜に君が笑っていた最終回

ずっとこのままでいて

また孤独になって暮れた影

あの夏を染めた君は一層優しくて

消え去っていくだけ

最適解大団円の疾うに止まった日々は

夕凪のように淡くつつまれて

最終回海岸線と青に眩んだ日々は

ラムネのように甘く溶け出して

白昼夢三番線の君は空白のまま

滲んだ夏の隅で

私は夏のままで

夏が終わって紗のかかる街の風景

君が今日も笑う声がした

  • 作詞

    花雨リリー

  • 作曲

    花雨リリー

  • プロデューサー

    にごり

  • レコーディングエンジニア

    にごり

  • マスタリングエンジニア

    にごり

  • ボーカル

    花雨リリー

滲んだ夏の隅でのジャケット写真

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    滲んだ夏の隅で

    花雨リリー

日常に潜む「夏の終わり」を歌った楽曲です。
疾走感の中にある切なさにも、どこか愛おしさを感じる爽やかな一曲です。

アーティスト情報

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