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ポストパンク・キャバレーとインダストリアルが融合した、冷酷で美しいダーク・サーカス・ワルツ。96BPMの3/4拍子で刻まれる金属的なパーカッションと、不穏なアコーディオンのベースラインが、無機質な工場(ファクトリー)のアンビエンスの中に響き渡ります。
テーマは「愛するものを永遠に保存するための剥製(タキシダーミー)」。変化や喪失を恐れるあまり、愛の鼓動を自らの手で止め、完璧な姿のままガラスケースに閉じ込めようとする狂気的な支配欲を、演劇的なバリトン・ボーカルがヴォードヴィル調に歌い上げます。スタッカートのピアノと不協和音のストリングスが絡み合い、Aメロの静寂からサビでの爆発的なワルツへと展開するダイナミクスは圧巻。ブリッジ部分でのインダストリアルな混沌を経て、自らの心すらも剥製になっていたことに気づく結末が、聴く者に消えないトラウマと余韻を残すマカブルな傑作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。