歌詞

ドアノブをひねっても開かない扉に

またため息をついて鍵を取り出す

暗闇の中　手探りで灯して

返ってくるわけもなく

つぶやく「ただいま」

「今月は忙しいからね」

言われたのはいつだったかな

一緒にいるのにいないなんて

一緒にいない時より寂しいんだなぁ

2人分のご飯を炊いて

君の好きなドラマを録画して

わざとゆっくり洗濯物をたたんで

「ただいま」その声だけで

今日がどんな一日だったか

分かるから　早く帰っておいでよ

待ってるよ

「今から帰るよ」と

送ってはみたけど

最寄り駅についても返事はない

つけっぱなしの玄関の灯り

起こさないようにそっと

つぶやく「ただいま」

すれ違ってく時の中で

心の距離が測れない

一緒にいるって事実だけじゃ

一緒にいない時より頼りないなぁ

冷蔵庫のご飯あたため

君の録ったドラマを見直して

君の分も一緒に洗い物片付けて

「おかえり」その声だけで

今日のつまらないかすり傷も

癒えるのに

またチューハイで流し込む

2人分のご飯を買って

久しぶりに2人で帰り道

わざとゆっくり遠回りして帰ろう

「ただいま」誰もいない部屋に

そうつぶやく君の声で

幸せが溢れだしてくる

2人分のご飯を炊いて

君の好きなドラマを2人で

今日はどっちが洗濯物？洗い物？

「ただいま」不意に聞こえた

テレビにはなんてことのない

家族の優しい顔が映ってた

ただいま