虫喰い算大会のジャケット写真

歌詞

三億年生きる地学屋さん

日陰三〇

白衣を羽織って

アンモナイトを掴んで

黄色いプラの買い物かごに

宇宙を詰めてやってくる

高校は正直微妙だった

クラスには馴染めなかったし

興味のない奴に嫌われたり

嫌いな奴に好かれたり

授業も試験もサボりまくり

来る日も来る日も図書館通い

でも先生の授業は受けてたよ

干上がった河を歩いたり

流星群の観測をしたり

教室で焼き肉をしたり

授業で昴を流したり

先生 今 何をしてんのかな

きっとまた星に名前 付けてるよ

スチロールの玉を振り回し

私は主星と言っていた

空に落ちると言いながら

天井に向かって跳んでいた

チョークの星を飛ばしながら

輻射点を説いていた

あれもこれも先生の教えだよ

化石のレプリカ作ったり

「おう日陰!」と挨拶されたり

期末テストで夢小説書いたり

ギターを弾いたり歌ったり

先生 今どこにいんのかな

コードブックは今も持ってるよ

卒業式に来なかった先生

すっごく悲しかったけれど

有人ロケット打ち上げの見学に

招待されて海外へ飛んでいる聞いて

らしすぎて めちゃくちゃ笑ったんだ

白衣を羽織って

うんこの化石を片手に

黄色いプラの買い物かごに

自作の宇宙を詰めてやってくる

先生 あたし今 宇宙作ってるよ

先生 あたしも今 宇宙作ってるよ

先生の曲は地球の外でも流れたね

あたしの宇宙の背景放射さ

あたしの宇宙も晴れ上がったんだ

…なんてね

  • 作詞

    日陰三〇

  • 作曲

    日陰三〇

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作詞作曲歌演奏、鳴かず飛ばずの音楽屋こと日陰三〇による自作自演集。

アーティスト情報

日陰空想化成

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