Lyric

言の葉は分相応な

感情を吐き出していた

いつか見た劣等星が光を失う夜

路上のネオンが光って

羽虫が群れを成すような

夜の静けさを憎んだ

その空の間のノイズになった

君につながれ輝いていた

ことに気づいた空虚な今日だ

まだ一人きりじゃ生きられない

命だった

湿っぽい夜の方へ

君の向こうへ

靄がかる空の向こうへ

ただいたずらに落とした本音

それすら抱えて失くして

まだ君を待っていたいよなんて

言えない私の手

誰か掴んで離さないで

都会に沈んでいく劣等星

言の葉は分相応な

感情を吐き出していた

いつか見た劣等星は

とばりの奥で泣いていたんだ

苦し紛れに吐き出した音

所構わず鳴り止まないよ

夜半に光る君の姿を

覚えている

じれったい闇の方へ

終わりの方へ

あの日見た夜空の先へ

ただいたずらに落とした本音

痛みを隠して満たして

まだ君を待っていたいよなんて

言えない私の手

誰か掴んで離さないで

都会に沈んでいく劣等星

時計の針は均等に

今も時を刻んでいるのに

永遠のような瞬間が

こびりついてどうにもいかないよ

言葉にすれば曖昧な

この気持ちが抑えきれないな

今の私は劣等星

君の前じゃ輝けないよ

湿っぽい夜の方へ

君の向こうへ

靄がかる空の向こうへ

ただいたずらに落とした本音

それすら抱えて失くして

まだ君を待っていたいよなんて

言えない私の手

誰か掴んで離さないで

都会に沈んでいく劣等星