歌詞

今はどうしてもうまくいかなくて

飲みかけのコーヒーが冷めていく

鳴らないスマホをぼんやり眺めて

静かな夜が続いてる

外は雨、傘も持たずに歩いて

足元に染みる冷たさが心に響く

通り過ぎる誰かの笑い声が

どうしてこんなに遠く聞こえるんだろう

何かを期待した訳じゃないけど

心の隅が少し疲れてる

何でもない日常の隙間に

滲んだまま消えない思い出がある

今は止まってもいいんだ

自分に無理する必要はないから

明日になれば、少し晴れるかも

新しい風が僕を迎えに来る気がする

だから今は、このままでいよう

駅のベンチに座ったまま見てた

誰かを待つ人たちの背中

一歩も進めない気がする夜でも

胸の奥に小さな声が聞こえる

頑張らなきゃと縛られてたけど

たまには立ち止まることも必要で

心の時計が少し止まっても

それもきっと僕の一部だから

今は少し立ち止まろう

明日に向かう道はまだ続いてる

無理に急ぐ必要なんてないんだ

静かな夜をただ感じていよう

明日のために、一息つこう

雨が上がる匂いが好きだった

街角で深呼吸するあの感じ

夜明け前の静かな空の下

新しい自分を迎えに行けるから

今は歩かなくてもいいんだ

誰にも急かされる必要はないから

明日になれば、笑顔になれるかな

少しずつでも歩いていける気がする

この夜が、希望を運んでくる

窓越しに聞こえる雨音が

優しく心に響いてくる

明日がまた少し明るい日であるように

そっと目を閉じて願うだけ