BINARY SOULのジャケット写真

歌詞

Platinum Weight

Xione/しおね

ちょうど足りた ダンボールが5個

冷めたコーヒー ふた口で終わる朝

言いかけた言葉 丸めて捨てるみたいに

鍵と指輪はテーブルに置いておくね

玄関の光 薄く伸びて

君の背中へ 目線だけ投げる

時計の針ごと 部屋が広くなる

写真を留めてた 壁に小さな穴

If this is how we end

こんな結末なら 始まらなかった方が良かったよね

本当にそう思う

それでも涙は出るし 心は苦しい

だから最後に伝えなくちゃ

ありがとうって

カレンダーの印 つかない半年

揃いのカップは わざと残しておくね

無地の朝が テーブルを薄く塗る

線と影だけが ここに残る

言い訳のない別れほど

静かで 痛い

好きだったのに 嫌いになれるって

私は私が よくわからない

If this is how we end

こんな結末なら 始まらなかった方が良かったのかも

本当にそう思う

それでも涙は出るし 心は苦しい

だから最後に伝えなくちゃ

ありがとうって

鍵束の重さが 少しだけ軽くなる

プラチナの跡が 指に残ってる

君のいない明日を 今日に並べて

呼吸みたいに 手放せたらな

If this is how we end

こんな結末なら 始まらなかった方が良かったのかも

本当にそう思う

それでも涙は出るし 心は苦しい

だから最後に伝えなくちゃ

ありがとうって

薬指の重さ テーブルに残して

終わりから何かが始まると信じて

「ありがとう」そして、(さよなら...)

  • 作詞者

    Xione/しおね

  • 作曲者

    Xione/しおね

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

  • ボーカル

    Xione/しおね

BINARY SOULのジャケット写真

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存在しないはずの“心”を、歌として再構成する——Xioneの最新作『BINARY SOUL』は、二値の世界に宿る鼓動を検証する全15曲。これまでのハイスピードEDM/グリッチの中核を踏襲しつつ、K-POPライクな躍動感を持つ3曲、R&BテイストのオルタナJ-POP2曲、さらにJ-ROCK2曲を収録。ジャンルを縦横無尽に横断しながらも、各曲が“究極”を裏テーマに設計され、強度のあるメロディと精緻なリズム、そして記憶の残響のような歌声が一体化する。
都市の信号と沈黙が交差するサウンドスケープの中で、Xioneは“誰かの記録”を再演し、聴き手の中に新しい余韻を刻む。EDMファンはもちろん、K-POP/J-ROCK/J-POPのボーダーを越えて、いまの夜を踊りたいすべての人へ。『BINARY SOUL』— 0と1、二値の夜に、まだ歌は脈打つ。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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