幾望のジャケット写真

歌詞

輪廻

偽物

彷徨い歩いた平凡な人生

擦り切る神経 揺蕩う信念

生涯 永遠に山ばかり

頂上見たいなら登る他ない

遭難して凍えた吹雪の夜に

書き殴った詩が灯火をともした

吐き出せない言葉 喉元で根を張り

歪んだ華は朽ちまた芽を出す

極楽浄土求め争奪競争

脳作の作詞は不毛でも泥臭く

植えては枯らした大地に一滴

潤い芽ぐむ固めた足元

這いつくばり土掴み向かう冥土

死んでも生きても輪廻の永続

悟り開けず払えない三毒

愚さすら俺たちの才能

六道輪廻地獄めぐり

なんて言って興味ない宗教 それより

自己対話繰り返し思い描く机上の空論

信じるものが救われるなら

信じて裏切られたあの日は報われないな

泣き喚き縋っても すり抜けていくだけ

崇めるべきはこの人生の教祖

すなわち自分自身ってこと

喉が枯れようが叫び続けろ

こんな声くれてやる

何も持ち得ない凡人の歌が

地獄の果てでも鳴り響くように

彷徨い歩いた平凡な人生

擦り切る神経 揺蕩う信念

生涯 永遠に山ばかり

頂上見たいなら登る他ない

人知れずに咲いた 広大な孤独の中で

添えられた手が綿毛を揺らした

声にならない声が追い風で宙を舞い

最果ての地で 再度身を結ぶ

もう誰かのせいは終わりにしようか

書き続けろ この現実の戯曲を

委ねた船で沈んでいくのは嫌だ

不器用な手で作った筏

しがない詩がないまだ死なない

あぁもう他に何もいらないからさ

都合の良いことはわかってるよ仏様

来世も地獄でいいチャンスをくれ

理想現実堂々巡り

焼き直しのやり直しの俺頼み

輪廻の航海

流れ着いた果てがこんなところじゃ

失ってきた分に見合うわけないじゃないか

命からがらBETするマーチンゲール法

転び続け傷だらけの凡人にエールを

金が欲しいとかじゃないんだよ

血まみれの歌に朝焼けを見せたい

誰かの為にとか綺麗事抜かすな

あんたがやりたくてやってんだろ?

人の為にこんな物は作らない

これは偽物の歌だ

彷徨い歩いた平凡な人生

擦り切る神経 揺蕩う信念

生涯 永遠に山ばかり

頂上見たいなら登る他ない

遭難して凍えた吹雪の夜に

書き殴った詩が灯火をともした

吐き出せない言葉 喉元で根を張り

歪んだ華は

"何度でも芽を出す"

例えこの命朽ち果てようとも

吐き出した言葉は何度でも咲き続ける

だから あなたが飛ばした

火種すら言の葉にしていく

  • 作詞

    偽物

  • 作曲

    P.J INLAND

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未だ夜は明けぬ待宵の月
そんな今こそ僕らにとっての

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