幾望のジャケット写真

歌詞

拝啓、故人へ

偽物

若くして死んでいったロックスター

語り継がれた名曲はもう歌えない

死んでも尚、愛され続けるラッパー

誰にも聴かれずに辞めていったバンドマン

ミュージシャンとしての死は

左胸の心臓じゃなく

右指す再生ボタンが止まった時だ

生前の曲こんなにも心を揺らすのは

耳元であなたが生きているから

全ての詩に勘繰る伏線

聳え立つ無の実在とちっぽけな有限

伝説だなんて言葉が凄い悔しくて

俺も明日死ねば誰か聴いてくれるのかな?

なんて溜め息混じりの言い訳も

骨になったあいつには届かないんだぜ

数多のアーティストの屍の上で歌う

夢を喰らう死神に首をかけられながら

生きてる息をしているまだ歌えてる

だから今すぐ聴いてくれこの声を呼吸を

死を待って楽曲が完成するなんて言うなら

未完成なまま叫び続けるからさ

遠く離れたってすぐ側にいる

綺麗じゃなくていい器用じゃなくていい

ダサくていい最悪でもいい

最後は嫌われちゃうかもな

でも終わりは残酷な方が辛くないから

済ました顔に腹が立った遺影

緩んだネクタイはまだ明け方未明

ドリンク代ワンコイン要らないone man show

ここある涙は人生の参加賞

骨になった姿見て別れの実感

冥と命表裏一体ヨミ違い

落ち着きのないあなたは多分ここにいない

さよなら、この声は届いてますか

全ての詩に勘繰る伏線

聳え立つ無の実在とちっぽけな有限

伝説だなんて言葉が凄い悔しくて

俺も明日死ねば誰か聴いてくれるのかな?

なんて溜め息混じりの言い訳も

骨になったあいつには届かないんだぜ

数多のアーティストの屍の上で歌う

夢を喰らう死神に首をかけられながら

生きてる息をしているまだ歌えてる

だから今すぐ聴いてくれこの声を呼吸を

死を待って楽曲が完成するなんて言うなら

未完成なまま叫び続けるからさ

遠く離れたってすぐ側にいる

綺麗じゃなくていい器用じゃなくていい

ダサくていい最悪でもいい

最後は嫌われちゃうかもな

綺麗な最後なんかもうゴリゴリだ

待ってる待ってるまだ此処で待ってる

あなたが残したもの拾い集めて待ってる

自分らしさ混ぜ合わせ詞を書き続けている

会ったこともないが声は知ってる

もっと上へもっと遠く何度だって

嫌でも聞こえるように叫び続けるから

果てのない夢の中で

詩を書き続けるから

この命を歌い続けるから

  • 作詞

    偽物

  • 作曲

    Madoromi Beats

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未だ夜は明けぬ待宵の月
そんな今こそ僕らにとっての

アーティスト情報

  • 偽物

    2023年7月より始動 活動1年で4曲のsingleと1st mini albumを release 4th single 「サイ」はショート動画を中心に現代の悩める若者達の共感を呼び、まだあまり認知されていないジャンルに関わらず、トータル10万再生を突破。 「輪廻ノ宴」と題したhiphopイベントのオーガナイザーを務めるなど精力的に活動している。 ポエトリーリーディングやポエトリーラップから繰り広げられる繊細かつ感情的な詩は苦悩し生きている人の心を揺らす。

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