歌詞

同胞の皮被って、懐疑性を誤魔化した。

「打開する」肆の伍のと、其れ机上の論。

宗教的歓談は、兎にも角にも胡乱だ。

真似事に身を窶して、終演迄、踊れ！

瓦落多を買い被って、感受性は錆び付いた。

「打算する」肆捨伍入は、便宜上の法。

集合的価値観は、無理も道理も孕んだ。

飯事で泥を食む今日は、もう沢山だ！

害蟲、下衆な灯に釣られ、掌返し、口を揃えて、

「人間として品の無い事だ」と、常套句を吐いた。

大衆的な娯楽に惹かれ、手の鳴る方へ、雨垂る方へ。

精精、伍して其の藁に縋れ！

腸を喰い破って、心の臓を飲み干した。

「和解する」痴れ痴れと、其れ砂上の楼。

道徳的観念に、裁ける物等無いさ。

莫爾比涅の針を打って、終焉迄。

高襟の味に酔って、審美眼は色付いた。

「模倣する」我先と、電子上の網。

現状を映す様な、弐に足す伍伍。

健全な時間藝術は、疾うに廃っていた！

害蟲、下衆な灯に釣られ、掌返し、口を揃えて、

「人間として品の無い事だ」と、常套句を吐いた。

大衆的な娯楽に惹かれ、手の鳴る方へ、雨垂る方へ。

冥冥の裡、其の罠を喰らえ！

性懲り無く、今日も、

害蟲、下衆な灯に釣られ、掌返し、口を揃えて、

「人間として品の無い事だ」と、常套句を吐いた。

最終的に呵責に憑かれ、頭垂れるは御前の方だ。

精精、伍して其の藁に縋れ！