Lyric

青が住んでいる部屋

音が生まれる前の静寂

皮膚の下で何かが泳ぐ

名前のない温度

耳の奥で始まる儀式

低い振動が骨を揺らす

私の境目が曖昧に

溶ける砂のように

青が薄れる

輪郭が薄れる

音の中で呼吸している

色のない場所

重さのない時間

ここは私の内側

血管を這う旋律

心臓が拍子を忘れる

思考の糸がほどけて

無音の海に落ちる

瞼が描く地図には

道も目印もない

ただ音だけが知っている

ここは私の本当の場所

青が薄れる

輪郭が薄れる

音の中で呼吸している

色のない場所

重さのない時間

ここは私の内側

孤独は青い液体

音楽は透明な容器

混ざり合って生まれるもの

それは私でも私でもない

青が消える

私が消える

音だけが存在している

境界のない世界

名前のない状態

無色の完全性

静寂が戻っても

何も変わらない