歌詞

真昼の喧騒が嘘みたいに

寝静まったこの街で

聴き飽きたあの歌を連れて

走った原付きバイク

やり場ない気持ち抱えて

くだらないプライドを持ち寄って

くべられた小さな炎は

やがて掻き消されてった

それを尻目に

僕たちは大人に変わり始めた

流されるまま 絆されるまま

気づけばこんな遠くまで…

守ってばかりの人生だったな

気の利いた冗談も 何も出やしない

あぁ 僕は

なにがしたかったのかな？

こんな土砂降りの雨の中

突っ立ってりゃ誰か傘にでも

入れてくれると思ったんかな？

あぁ 僕は

どこに行っちゃったのかな？

ずっと素直に笑えないや

何しても何食べても味のしない

チューインガムみたいだ！！

久しぶりに夢に現れた

あの子と交わることが

一生ない事ぐらいはわかってるけど

もう少しこのまま夢を見せて

変わり続ける街並みの中

友も居場所も変わっていた

あいつだけは許せない！って

呪っていた相手だって

いなくなったらなったで虚しいや…

あぁ 僕になにができるんですか？

こんな暗くて一重なやつ

天井を見上げる毎日

やけに息苦しい世界だな

あぁ 僕は

何になりたかったのかな？

気付きゃ顔も形も変わってく

眠れずに見下ろした歩道橋

みんなどこへ向かうんだ…？

柵に足掛け

いっそ飛び降りてしまおうか？

その代わりに 一度死んだって

思い込んで生きんのも…

あぁ 僕は

なにがしたかったのかな？

こんな土砂降りの雨の中

いい加減歩き出さなくちゃ

もう一度小さい火をくべる

あぁ 君は元気でやってますか？

僕は相も変わらず待っている

眠れずに星のない空を見上げて

聴き飽きたはずの歌を

大声で歌うんだ

今日はどこへ向かおうか？