歌詞

自分の死んだ後の世界の事

考えた事はありますか、と

そんな下らない事聞いてきた君が

見当たらない景色を考えたよ

履き潰してきたスニーカーの裏

踏みつぶした命の数は知らないが

嘘のように消えて何よりも本当な

別れに初めて指を折る

雨が降ったみたいに　何も聞こえなくなってさ

雪が積もったみたいに　肌がヒビ割れちまってさ

こんな思いをするならばいっそ

何も知らずに枯れ落ちたかった

「君が居なくなった世界は　良くも悪くも相変わらずだよ」と

「僕の世界に足りないものは　何一つ無いよ」と言ってよ

一人きりだから　恋人が居ないから

友達が多くは居ないから

画面の小鳥に平面の孤独を

啄ませ合ってる知らない人

どうせ隣に誰かが居るんだろう

そしてそいつは誰でも良いんだろう

「そんなことないよ」と歌う歌が唄えない俺は悪者か

雨が降ったみたいに　何も聞こえなくなってさ

雪が積もったみたいに　肌がヒビ割れちまってさ

こんな思いをするならばいっそ

君の全てを知ってしまいたかった

「君が居なくなった世界は　良くも悪くも相変わらずだよ」と

「僕の世界に足りないものは　何一つ無いよ」と

「君が遺してった世界はいつになっても

美しいままだよ

僕の世界は何があっても　変わらないでしょう」と

言ってよ

自分の死んだ後の世界の事

考えた事はありますか、と

そんな下らない事聞いてきた君が

見当たらない景色を眺めてるよ