亀が浮かんでいるのジャケット写真

歌詞

じっとしない世界で

玄月

じっとして心

ぼくから離れないで

その暗がりは

使い古されて恥ずかしいよ

二度と戻ってこれなく

なるくらいに

うすい西日がやっと

届くころ連れ戻してあげる

ナイフの刃を親指の腹に

当てて切れ味を見るような

そんな生き方 やいばを

内に向けちゃいけないよ

じっとして君の心

ここから行かないで

はるかはるか遠い朝の

光をつれてきてあげる

見えるもの信じていいの?

蜃気楼も虹もそこにあって

見えないものを信じたい

君の吐息も気配もここにある

はねる 指鳴らす

つま先立つ くるっと回る

前のめる 後じさる

つまびく 口ずさむ

自分で自分を

大事にしてないのに

だれかに大切に

扱ってもらえるわけないって

君は言うけど でもね

なにもかもじっとしない

この世界で お願い

じっとして君の心

ここから行かないで

見えるもの信じていいの?

蜃気楼も虹もそこにあって

見えないものを信じたい

君の吐息も気配もここにある

はねる 指鳴らす

つま先立つ くるっと回る

前のめる 後じさる

つまびく 口ずさむ

じっとして君の心

ここから行かないで

はるかはるか遠い朝の

光をつれてきてあげる

  • 作詞者

    玄月

  • 作曲者

    玄月

亀が浮かんでいるのジャケット写真

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ストリーミング / ダウンロード

  • 1

    亀が浮かんでいる

    玄月

  • 2

    晴れた日は好きじゃない

    玄月

  • 3

    転倒

    玄月

  • 4

    好きと言って

    玄月

  • 5

    あのころ信じていた神様

    玄月

  • ⚫︎

    じっとしない世界で

    玄月

  • 7

    夏が終わったら働くし

    玄月

  • 8

    幸せのかたち

    玄月

  • 9

    ただの一度も恋愛というものができなかった

    玄月

  • 10

    自由

    玄月

  • 11

    恋詩

    玄月

11のオリジナル曲をひとりで録音したアルバムです。
アルバムタイトル曲の「亀が浮かんでいる」は、生まれ育った土地の原風景、自転車が捨てられ亀が浮かんでいた運河がモチーフになっています。
小説であれ音楽であれ、「記憶」を表現する作業において、つねに足手まといになるのは「いきすぎた美化」です。ノスタルジーからは、それらをうまく排除しなければなりません。

アーティスト情報

  • 玄月

    玄月プロフィール 芥川賞作家・大阪芸術大学教授。心斎橋「文学バー・リズール」店主。 2021年より音楽活動を開始。2023年、フルアルバム「亀が浮かんでいる」を発表。 2024年7月、ミニアルバム「とおる追いかけろ」をリリース。 2025年4月、シングル「わたしはユリコ」をリリース。

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