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今作「call afar」は、rizm前中が企画、編集、撮影、未草とbelkによるエッセイが一つになった書籍と映像の作品「another time-もうひとつの時間」のサウンドトラックとして制作した楽曲たちで主に構成され、新たに再編集・調整を施した音楽作品であり、自身3作目となるソロアルバム。
このプロジェクトを通して私たちは一緒にいくつかの旅をした。同じ景色を見て語り合い、土地や人に触れ、そこで流れる時間、自分たちの中で流れる時間、ここではないもうひとつの時間、それぞれに想いを馳せ重ね合わせた。
「呼声」という曲はこの旅の中で生まれた、アルバムで唯一言葉のある曲で「another time」の主題歌の気持ちで創り上げた。歌詞は森ゆに、歌はmaika (baobab, Catherina EMIW, Meadow) に依頼し、2人の表現が楽曲をより深みあるものにしてくれた。
きっかけはあらゆるところに潜んでいる。心を動かされた先にはきっと途方もない物語が広がっている。それを私は音に、あなたは写真や映像、言葉などさまざまな方法で記していく。
私たちがそうであったように、その一つ一つの小さな声が、また誰かの道標となる日が来るかもしれない。
遠くから私たちを呼ぶ声がする。
拍子は体を揺らし、和声は歩みを繋ぐ。
歌声は感情を呼び起こし、記憶を伝える。
「今」は誰かが受け継いできた先であり、
この先もその連なりであるということ。
私たちの声はいずれまた誰かを呼ぶ声となる。
田辺玄 / Gen Tanabe Guitar ・ Flute ・ Sound design ・ Rec&Mix 山梨県出身。2015年、生まれ育った山々に囲まれた土地に構えた拠点”Studio Camel House”で楽曲制作から音作りまで一貫して行い、音のその先にある風景や物語を創造し、柔らかで奥行きのある音楽を創り続けている。音楽家やエンジニアとして日本や海外の様々なアーティストの作品にも携わり、空間のサウンドデザイン、ドラマや映画の劇伴なども手がけている。 森ゆに、青木隼人、Meadow、haruka nakamuraとのコラボレーションやWATER WATER CAMELとしても活動を展開。 – Solo 「風と音と」(2018)、「yaora」(2020)、「call afar」(2024) Meadow&田辺玄 EP「Two Lands」(2023)、Album「Two Lands」(2024) orbe(w/ haruka nakamura) 「orbe 0」(2020)、「orbe 1」(2024) Beau Paysage×森ゆに×田辺玄 「2020」(2020) みどり(森ゆに、青木隼人、田辺玄) 「みどり1」(2019)、「みどり2」(2022) etc.
Studio Camel House