歌詞

夏が終わる

あの日と同じ澄んだ青空に

君の姿を重ねてた

どうかもう一度だけで良いから

「大好きだ」と伝えられたらな

講義室の窓の外を

ぼんやり眺めていた

どんよりと曇った空

今年もまた夏が始まる

梅雨も明けて

暑くなって

幻を見たようだ

君が言い出した提案

乗るには充分だった

八月某日君に恋をする

君とまた出会い何が出来るだろう

君が笑顔になるたびに

きみとの思い出がほら、増えてゆく

夏陽炎　遠くで手を振る君の姿が

ゆらゆらと揺れ動いてた

君の右手とつないだこの手を

離したならなら消えてしまいそうで

夜の空に

打ち上げ花火が咲いては消える

周り気にせずはしゃぐ君

この気持ちに嘘なんてつかずに

「大好きだ」と伝えられたらな

ずっと前から

気付いてたんだよ

君がさ僕のことを

好きだというのがただ僕の

自惚れだったらいいのに

九月某日に

流星を仰ぐ

願うとするなら

「はなさないでほしい」

君が笑顔になるたびに

君と居れる理由が

ほら、また

減っていってしまう

「さようなら」と

笑って手を振る君の姿が

ゆらゆらと揺れ動いてた

君の右手を掴もうとしても

手を伸ばしても消えてしまいそうで

夏の風が

心地よく前髪を揺らしてる

そこには何もなくなって

だけど君と紡いだ思い出は

どうやっても消えることはなくて

夏の空は

どこまでも青く澄み渡ってる

君の姿だけがなくて

この気持ちに嘘なんてつけずに

「大好きだ」と伝えてしまった