Lyric

カタコト カタンと 鳴るリズムに

合わせて今日も 笑顔を貼って

真っ赤なカーテンが開くたび

誰かの期待 背中に刺さる

スカートの裾が揺れるたび

心の糸が軋むの

わたしは誰？ 演じてるのは

“理想の人形”だけ

ようこそ、ドールズ・パレード

光と影の行進曲

操られても 魂は

まだ熱を忘れない

涙も 笑顔も “演出”なら

せめて自由に舞いたい

ガラクタ扱いの夢だとしても

美しく壊れてみせるわ

カタカタ 回るオルゴール

錆びつくまで踊り続けて

背中のぜんまい巻く誰かに

わたしの心 見えてるの？

名もない拍手に染まっても

ときめきだけは嘘じゃない

仮面の下 微かに宿る

“わたし”という奇跡

進め、ドールズ・パレード

歯車さえ愛せるように

壊されてもいい、このまま

終わらせたくはない

縫い付けられた笑顔の奥で

疼く想いが目を覚ます

誰かじゃなく わたしが今

この道を選ぶの

ようこそ、ドールズ・パレード

飾られた檻の中でも

わたしだけの一歩なら

美しさになれる

最後のカーテン閉じるその日

誰かじゃない“わたし”でいたい

操り糸を そっと解いて

今、自由に、踊るから。