歌詞

この世界はゼロサムゲーム

誰かが笑えば誰かが泣く

奪い合うだけのルールに

縛られてきた日々を見てた

勝者が正義とされた景色が

少しずつ霞んで見えるような

変化の風が吹いているのか

ただそう感じるだけなのかも

ゼロサムが支配したその空が

静かに色を変え始める気配

勝つことだけが全ての時代は

どこか遠く揺らいでいるようで

新しい価値が訪れる予感

競い合うだけのその熱狂も

少しずつ冷めていくような今

目に見えないけれど確かな

小さな波紋が広がっていく

何かが変わる兆しの中で

奪い合わずに生まれるものが

まだ確信ではないけれど

未来の扉に触れている気がする

ゼロサムの光と影の輪郭が

曖昧に揺らぎ始めたこの頃

奪うことでしか成り立たなかった夢

その形が少しぼやけて見える

新しい風が近づいている

正義の形が揺れる瞬間に

生まれる不安と希望の狭間

静かな波が世界を包む時

誰もが目を凝らして見つめている

ゼロサムが支配していた時代も

確かな価値としてそこにあった

けれど今、少しずつ変わる空に

新しい何かを感じ取るだけで

未来への道が浮かび上がる