嘘に沈む世界でのジャケット写真

歌詞

嘘に沈む世界で

久三

「僕は味方だ」——その言葉は甘く響き

孤独の隙間に 氷の指が忍び込む

閉ざした扉は 優しい声で開かされ

開いた途端 泥まみれの靴で心を踏み荒らす

散々 嘘に染められた私の胸は

耳障りのいい言葉だけで判じてしまい

心の奥を覗くこともなく

そのまま 奈落へと落ちていった

この世界で「信じる」ということは

素手で刃を握るようなもの

何を信じれば この心は救われるのか

空っぽの夜に 問いを投げる

それでも——遠くで揺らめく光が

闇の底で かすかに残っている

裏切りの沼を 這うように越え

足跡だけが 希望を刻んでいく

優しさの仮面を剥ぎ取れば

そこにあるのは 欲と虚無の残骸

私を飾るためじゃなく

壊すためだけに放たれる言葉たち

誰かの差し出す温もりを

疑わずに抱ける日は来るだろうか

それでも歩く——

この足はまだ 闇の底を踏みしめている

遠くで揺れる ひとかけらの希望が

私をまだ 手放そうとはしない

だから私は 裏切りを越え

この道の先で 必ず光を掴む

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

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    嘘に沈む世界で

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々の独立リリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 誰か一人にでも届けばいい。 そう願って、久三は今日も歌う。

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