歌詞

潮の流れに飲み込まれ

渦の中を踠いて渡って

水平線の美しさを抱く

暗く狭い部屋を飛び出して

光溢れるさざなみの輝きを

瞳に焼きつける

ゆうゆうと風に乗り

羽ばたくかもめのように

息の出来ない陸から

逃れるための唄

潮の香りがするはずと

希望に向かう幻の道標

信じて歩いてきた

陸の道はもう行き止まり

気づけば崖の淵に立つ

臆病な私は　後戻りできない

どうして？どうして？

何も間違えはない

信じて歩いてきた道

期待　眼差し　希望見い出し

息を止めなければ

『ワタシ』ではいられない

霧の中の幻だった

壊れそうだったんだ　あの日

波間に映るワタシ

流れ出でる雫が

波に溶け　碧く光った

ゆうゆうと風に乗り

羽ばたくかもめのように

過去の『ワタシ』を捨てて

高く　高く　舞い上がりたい

今　此処から　飛び立とう

灯火が見える岬へ

波の碧と潮の満ち引き