

文月の三つ目の朝
白いカーテンが風に鳴る
朝顔はまだ半分だけ
空の青さを抱いている
ひさしぶりに思い出しても
それを便りにするつもりはない
ただ季節がそこへ触れて
胸の奥まで来ただけで
あの日の声は遠いまま
いまの暮らしを知らないまま
知らないままでいいと思う
やわらかな灯りがあるなら
おめでとうを言わないで
しあわせだけを願っている
届かないほうがやさしい歌を
夏の朝に置いてゆく
もしも今 となりで笑う
誰かがそばにいるのなら
その笑顔のほうへ風が吹けばいい
ただ それだけでいい
古い写真は見返さない
思い出だけがうまく残る
会えなかったぶんの静けさを
責める言葉に変えたくない
七月 は少し眩しくて
瞼の裏に川を描く
渡らなくても綺麗なものが
この世にはあると知った
近づくことがやさしさじゃない
離れることも祈りになる
今日の空気を曇らせぬよう
名前さえ呼ばずに歌う
文月 の三つ目の朝
遠くでそっと祝っている
いまのあなたを乱さぬように
便りにならない歌のまま
昔の恋を抱きしめても
帰る場所まで奪わない
どうか今日が明るくありますように
ただ それだけを聴いて
- Lyricist
RYO
- Composer
RYO
- Producer
RYO
- Programming
RYO

Listen to The Third Morning of Fumizuki by RYO
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The Third Morning of Fumizuki
RYO
On the third morning of Fumizuki, the old name for July, a quiet memory returns.
Without saying "happy birthday," this song simply wishes for someone's happiness from afar.
It is a gentle ballad about an old love that remains tender, yet chooses not to disturb the life that person now has.
White curtains, morning glories, and the bright blue sky of July.
Wrapped in a soft summer morning, this song holds a feeling that may be kinder because it never arrives.



