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「自然の中で感じたことを音にして伝えたい」と曲を作ってきたYoshiki Tagashiraの6thアルバム。長い年月を自然の中で過ごしてきた体験から、自らの中に沸き起こる音楽を、このアルバムの中では即興演奏をふんだんに使って仕上げた。タイトルの「めぐる命の中で」は自然の中でめぐっている命の様々な物語を意味する。心に染み入るような深いメロディー。時には軽快に時には深い祈りのように。それぞれの楽曲は、自然が様々な景色を見せてくれるように、人々の中に眠る自然の感覚を呼び覚ます。それぞれの曲には作曲者みずからが自然の中で体験した確かな物語があり、単に楽器の前で空想上の自然を模倣しただけのBGM音楽とは一線を画している。
1964年広島県尾道市生まれ。1994年より千葉県市原市在住。身近な自然をこよなく愛し、自分が自然の中で感じたことを多くの人に同じように感じてもらいたいと、自ら自然の中をさまよい、鳥のさえずり、虫の鳴き声、風に揺れる木々の音など自然の音に耳を澄まし、そこから得たインスピレーション音楽に変えていくことを曲作りの基本スタイルとしている。 特に熊野古道には魅せられ、何度もその古道を歩き、2020年には熊野古道を歩いた経験をアルバム「軌跡」としてまとめている。 また、絵画や写真といった映像作品と音楽のコラボレーションにも取り組んでいる。 ピアノを中心としたインストゥルメンタルの曲はシンプルでありながらも、どこか哀愁を漂わせる美しいメロディーを持っています。作曲にあたっては、シンプルかつ美しくを保つようにつとめている。 普段は田んぼでお米を作ったりしながら、身近な自然の中に身を置いて暮らしている。
Yoshiki Tagashira