歌詞

朝が来るまで 泣き続けた夜も

毎日のよう

悲しみだけが降り続く

街にひとり生きてきた

夜明け近く 君から電話がかかり

泣き出しそうな声

忘れないと誓ったあの日の

夏は遠く流れていった

夜風がそっと 恋の終わりを告げる

悲しみの時間は過ぎるけど

きっと明日の夢を見ない

君がいた夏は花火と共に

空の彼方へ消えてく

流した涙は吹き抜ける風と

共に流れ去っていった

風にさざめく忘れられぬ波の音は

遠い彼方に

触れて抱き合って振り向けば

悲しい夏

無邪気な声と夢の欠片を残し

君の香りは届かない

空へ溶けてゆく

君がいた夏は花火と共に

空の彼方へ消えてく

影も色も形も時の数も

全て遠い記憶へ

照らされた笑顔に映る写真に

目を閉じて触れてみると

波の音 髪を揺らす潮風は

戻らないあの日のままに

君がいた夏は花火と共に

空の彼方へ消えてく

流した涙は吹き抜ける風と

共に流れ去っていった