

ひとり小川のほとりを歩く 新しい団地 誰もいない昼下がり
ああ こんなにも 穏やかな瞬間(とき) いつぶりだろう ゆっくりと流れる
上を見て 空を仰ぐ 果てしなさと この色 青色
気づけば二つめの飛行機が空に線を引く
遮るものはない
速足で駆け抜けたこの道を 今日はゆっくりと歩いてく
何も追われるものはない 「じゃあね」と小さく呟いた
心からあふれた情熱を 自由とさみしさを抱きしめて
強く ただ今も歩いてく この街にはもう来ない
交わりそうで交わらなかった もうひとつの物語を想像したり
何周目かな 右往左往(いったりきたり)
この街にはもう居場所はない
降りる人乗る人 人だかりの駅のホーム
人並みに抗って 次の電車を待つ
仕組まれているような毎日に 引き付けられたような重力で
いつも何かに揺らされて 渦に飲まれて飛ばされた
いつかこの日のこの痛み 胸を刺すようなこの痛み
忘れてしまうの そしてまた新しい何かを見つけるの
そこに旅立ちの日
ふと今日が旅立ちの日
いつか描いた旅立ちの日
今は苦しい旅立ちの日
何かを失った旅立ちの日
息の根止めた旅立ちの日
希望は差すか旅立ちの日
ああ 今日は はじまりの日
- Lyricist
Hiduki Aoba
- Composer
Hiduki Aoba
- Producer
Hiduki Aoba
- Vocals
Hiduki Aoba

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tabidachi no hi (first arrange ver.)
Hiduki Aoba