Packing Pastのジャケット写真

歌詞

虹の方角(Packing ver.)

Period.

帰り道跨いだ水溜まり それでも濡れていた靴の中

水を吸い込んだアスファルト 今日の雨が止んだら梅雨が明けるらしい

水浸しになった毎日は とても歩きにくい毎日で

傘元で覗いた世界なんて 何も見えやしないな

それがもし乾いてたとしても 別に歩きやすい訳じゃない

傘を閉じていれば何かが 見えていた訳でもない

「ずるいな、僕だって」なんて真似して 一度でもやり遂げられた事はない

僕が立つ芝生以外は 隣どころか全てが青く見えんだ

拾った思い出には 僕が映らなくて

誰かの想いだから 目が回って少しだけ酔った

誰かの足跡に 重なって歩いたけど

歩幅が合わなくて 少しずつ逸れてしまった

長靴で歩いたあの頃の 妙な無敵感さえあったなら

深さのわからない人の心にも 飛び込めるのにな

二度と思い出したくない僕を 雨で洗い流してみるけど

流れてくれる訳ない 寧ろ水に浮く素材だった

溶けたアイスみたいに時間は もう二度と同じ形にはならない

あの頃みたいになんて そんな都合いい話一つも無い

その目を開いてしまえば 方角なんかなくて

目を背けたのなら そちらが今君の前だ

落ち込む事ではない 君が選んだ道の

先の交差点で 出会える人だっているんだ

選んで来た道は 目の前にあるのに

次のもう一歩目で 既に無いかもしれないんだ

優しくしたいから 優しくされたいから

誰かを無視して 誰かに微笑むんだ

いつか洗い立ての空に 気が付いた人達を

虹が跨いだ時 少しだけ世界が止まった

傘を開いたままの 見惚れる友達に

少年はそっと言う 「今年も夏が来るね。また明日ね」って

  • 作詞

    しゆん

  • 作曲

    しゆん

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