SHOWER CAP Front Cover

Lyric

SHOWER CAP

Saika

散らかる部屋に広がるのは

荒波に疲れた防波堤

シャワーキャップすら離せない僕は

いつまで経っても海を眺めてる

まだまだまだまだ解けない縄を

身軽なフリで飛び越えて

裸足で踏んだ砂の熱さにイライラしながら

走り続ける

膝の破れたデニムの隙間にも

日差しは抜け目なく赤く照りつける

雨粒は避けられないな

走っても歩いても容赦がない

今日は転んだの 雨が降っていたの

泥に塗れたシャワーキャップは汚くて

邪魔になったから捨てた

初めて目に入れた水は涙よりかは痛くはなかった

足元の泥は生温かった

季節外れのしつこい毛布は

優しさに飢えた自発性

痒みにうなされ外に干しても

気まぐれ豪雨に嘲笑わられてる

履き慣れた皮のサンダルは

頼りないほどによれよれになってた

裸足は少し痛いけれど

僕はこの方が笑えてる

今日は転んだの 雨が降っていたの

水溜りは濁り過ぎて

覗き込む僕の姿など知らんぷり

初めて下を向いて見たら

零れ落ちた雫が目に見えた

汗か雨粒か涙かは知らない

知らなくて良い

知らなくて良い

泥に塗れたシャワーキャップは

雨に洗われて綺麗になった

良かったな

まだまだまだまだ解けない縄は

いつかは千切れて雨に流される

さようなら

  • Lyricist

    Saika

  • Composer

    Saika

  • Recording Engineer

    koshiro

  • Mixing Engineer

    koshiro

  • Mastering Engineer

    koshiro

  • Guitar

    koshiro

SHOWER CAP Front Cover

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    SHOWER CAP

    Saika

幼き頃の自分と今の自分がリンクする。シャンプーハットを呼び間違えた、夏の終わり。

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