歌詞

吐く息が白くほどけてゆく夜

胸の奥にまだ言えない想いが灯って

誰かの笑顔を思い出すとき

あの温度が今もそっと手を引いてく

歩き慣れた道に流れる光

不意に胸を締めつける優しい影

あの日も今日も変わらない願いは

ただ誰かの孤独に寄り添いたいだけ

届かないままの言葉を抱えて

ふと立ち止まった自分の弱さも

誰かの涙に触れた瞬間に

少しだけ強くなれると知っていた

そっと

あたたかさを届けたいだけ

今日が “誰かのサンタになる日”

ただそばで笑っていてくれたらいい

恋でも家族でも　ただ大切な人であればいい

守りたい人がいる　その想いがあればいい

歩く道が静かに続いていく

あなたのために

静かに灯るよ

悲しみがそばに座る夜もある

胸の奥が凍えるように痛む日も

だけど誰かの優しさに触れたら

世界がそっとぬくもりを取り戻す

“ありがとう”の一言が降り積もって

忘れかけた未来がまた動き出す

あのぬくもりが　光になっていくのを感じた

その想いが “大切にしたい” ってことだと

静かに分かっていく

傷ついた日々も抱きしめるように

そっと胸に降りてきた願いは

誰かの孤独を照らしたいってこと

たとえ名も知らない心の奥でも

その小さな灯りが

きっと届くから

今日が “誰かのサンタになる日”

ただそばで笑っていてくれたらいい

恋でも家族でも　ただ大切な人であればいい

守りたい人がいる　その想いがあればいい

歩く道が静かに続いていく

あなたのために

静かに灯るよ

もしも世界が少し冷たく見えて

泣きたくなる夜があったとしても

ひとりじゃないよって

誰かに言えたなら

その言葉は自分にも返ってくるから

今日が “誰かのサンタになる日”

たった一瞬でも心が触れたなら

それだけで人はあたたかくなれる

雪の夜に祈ったあの願いのように

小さな灯が誰かを救って

未来へと続いていく

今日が “誰かのサンタになる日”

届けたい想いは変わらない

あなたが笑えばそれでいいから

この胸の温度はいつまでも消えない

そっと