

道玄坂の朝、あなたがいなくてよかったよ
数秒前、私が我に帰るまで
音楽だけは裏切らないとか思ってた
執拗に追っていたものが目の前から消えて
手のひらから溶けてこぼれた
あの頃の私がここを歩いたら何て言うかな
言葉を知らないあいつは汚いとかって言うんだろう
黒い羽が落ちてた 赤い目が見てた
ラブソングを歌わないのがかっこいいとか思ってた
光の見えない坂の上で酔って
どうしようもない夜
あなたのことを思い出したり
飛ばされてしまいたい夜に限って
優しい風が吹いたりするから嫌だった
言葉を覚えた十九の私は
歌が書けなくなった
言葉を知った十九の私は
歌が歌えなくなった
置かれた場所で咲けない私は
水と光を求めて
敷かれたレールも歩けない私は
歌うしかなかった
どうしようもない夜
泣いてる理由もわかんない
永福2丁目の半地下の15平米
聞き飽きたギターフレーズを弾いていた
道玄坂の朝、
あなたがいなくてよかったよ
数秒前、私が我に帰るまで
音楽だけは裏切らないとか思ってた
- 作詞者
季楽
- 作曲者
季楽
- プロデューサー
季楽
- ギター
季楽
- ベースギター
季楽
- ドラム
季楽
- ボーカル
季楽
- ソングライター
季楽

季楽 の“未成年”を
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未成年
季楽
アーティスト情報
季楽
和歌山県和歌山市出身。 作詞作曲編曲すべてをこなすマルチアーティスト。 キャッチーなメロディーと皮肉の効いた歌詞で、社会への怒りや葛藤、疑問や希望をROCKに歌う。 東京のど真ん中で、次世代のロックプリンセスを目指す。
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